この地球-セカイ君がすべて
最近は、祐とは連絡を一切とってない。
だから、どうなってるかわかんないんだ。
…でも、渓くんと柚美ちゃんがいるから……大丈夫…。
新幹線の中ではテストの話や修学旅行の話など、高校生らしい会話をして楽しんだ。
ー次は、博多。博多です。
「よっしゃもう着くで。降りる準備しよか」
そう渓くんが言う時にはもうぐっすり眠っていた。
…もう、着いたんだ。
ここから祐の病院までは少し時間がかかる。