この地球-セカイ君がすべて
「それならいいけど…、なにかあったら絶対いいなよ?」
「ありがと」
「んじゃ、俺も教室行こかな〜〜」
いつもの3人が横に並んで、新しい1年を歩みだした。
渓くんファンはいつも腑に落ちない顔で見てくるけど、もうそんなこと気にしなくなってた。
渓くんが守ってくれるから。
…?!
いつの間にか気がつかなかったけど、祐がいなくなっても私が私でいられたのは渓くんがそばにいてくれていたからなんだ。
もちろん、柚美ちゃんもなんだけど。
…大切なことに気がつけた日。新しい1日にはふさわしい日になった。