この地球-セカイ君がすべて
ただ一人、君を想う
<祐 side>
転校して一年が経った。
初めのうちは教室でも囲まれあれこれと聞かれ、正直言って居心地が悪かった。
でも、そういうのも風化していくもので今は静かで穏やかな日常を過ごせてる。
そうして毎日1人で、ある女の子を想う。
「祐くんっ。またボーッとして。なにか考え事〜?」
「いや、ちょっと海をみてただけだよ。」
「ここ、海からちょっと離れてるけど?おっかし〜」
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ただ一人、君を想う