何度でも、先輩に片想い
私の目をちゃんと見ながら言ってくれた。
「大丈夫です」
の、一言も緊張してしまう。
コクリ、と頷けば「よかった」と目を逸らされてしまった。
でもどうして先輩が……?
こういうの、全くやらなさそうなのに。
「あ!こないだ話してた子?」
「そう。」
瓜生先輩が言った
“こないだ話してた子”
というのはこの流れからもきっと私のことだと思う。
きっと何気なく出来事を瓜生先輩に話しただけなんだろうけど、先輩が私の話をしてくれたのがうれしい。
先輩にとったらただの話題にすぎないんだろうけど、特別な意味ではないんだろうけど、
ニヤけてしまいそうな程うれしい。