何度でも、先輩に片想い



話しかけるべきなのか、このまま作業を黙々と進めるべきか……。


二人きりなんて想像もしてなかった状態。


嬉しいはずなのに、いざ二人きりになるとどうすればいいかわからない。





「具合悪いの?」


「えっ……?」


「手止まってるし、下向いてるから」


「い、いや!ちょっと疲れたな~と……」




必死の言い訳だ。

はあ……先輩の前だと上手く話せない。

いつも焦り気味になってしまう。



「俺も疲れた。
こんなんやりたくないよね。」


苦笑い気味に話す先輩。

苦笑いすら輝いて見える。









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