何度でも、先輩に片想い



「ごめんね、放課後先生に呼ばれてんの
忘れててさ、廊下走ってたからあんなに
強くぶつかっちゃって。」


「いや……!私こそぼーっとしてたから、
ごめんなさい。」


「あそこの道、曲がってくる人のこと
見えないから危ないよな。
ほんとごめんね。」



ていうか先輩私を保健室に連れてきてくれた
けど、先生に呼ばれてたんじゃないの……?



「先輩、先生に呼ばれてるなら私のこと何て
よかったのに……」


「さすがに自分の不注意で転ばせちゃった
のに無視はできないでしょ。
それに呼び出されたのハゲ山だし。
何とかなる。」




ハゲ山というのはあだ名の通りハゲでいる
先生。

まああの先生なら何とかなるはなるか……
と思ってしまった。

ハゲ山先生ごめんなさい。



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