傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
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人と話すことが苦手なあたしは
友達も多くなくて、
どちらかというと教室の隅っこで
静かに過ごしているタイプ。
それでも、仲のいい友達はいたし、
不自由さ、とかは感じていない。
あたしが隼人を好きになったのは、
去年、高校1年生の6月、
体育祭がきっかけだった。
クラスの衣装係になったあたしは、
ひたすらみんなの衣装を作っていた。
裁縫は得意な方だし、
衣装づくりは楽しかったけど、
他のメンバーのなかに
あたしと仲のいい人はいなかった。
ある日の放課後、
この日も衣装係の4人が
教室に残って衣装を作っていた。