傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
「…お前、来いって言ったのに」
「聞きたいことが、あって…」
立ち上がって
あたしの方に歩いてくる。
「無視してんじゃ「湊って陸上部なの?」」
あと2歩で
あたしに触れられるほど
近づいた時
湊が足を止めた。
「…今さら知ったのかよ」
「なんで、黙ってたの」
「は?お前に言う必要なんてないだろ」
「…湊、朱理と付き合ってたの?」
最後に顔をあげて
湊の目をみた。