傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

「…お前、来いって言ったのに」

「聞きたいことが、あって…」

立ち上がって
あたしの方に歩いてくる。

「無視してんじゃ「湊って陸上部なの?」」

あと2歩で
あたしに触れられるほど
近づいた時

湊が足を止めた。


「…今さら知ったのかよ」

「なんで、黙ってたの」

「は?お前に言う必要なんてないだろ」

「…湊、朱理と付き合ってたの?」


最後に顔をあげて
湊の目をみた。

< 128 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop