傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕


決してそうしたいわけじゃない。


あの3人も
悪気があるわけじゃないし、
むしろいつだって4人で
輪を作って作業をするように
してくれている優しい人たち。






でも、自分が自分でいられない空間は






息が詰まってしまう。




「あれ、日野さんひとり?」

そんな時、パネル係だった隼人が
教室にふらりとやってきた。

優しくて華奢なイメージだったけど、
黒い半袖のTシャツを
肩までまくり上げたことによって
見える筋肉は
男の子のものだった。
< 15 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop