傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

――キーンコーン

ぴくっ

あたし、なに、してんだ



伸ばしかけた手を
握りしめて、逃げた。


「あ、おい、美桜!」


予鈴が鳴らなかったら
あのまま湊に触れていた。


もう、誰も信じないって決めたばかりなのに。



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