傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

「それ以上のことも…した?」

沈黙は嫌い。

答えを本人から聞くまでもなく、

答えが透けてしまうから。









「…したよ」




―――泣くな。





「何回、したの?」



「なんで、そこまで聞くの?

美桜がつらくなるだけだよ」


わかってるよ。

そんなことくらい。



だって、もうすでに、

心が逃げたいって叫んでいる。
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