傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
汗をタオルでふき取りながら
重い話を笑顔で話してくれる。
「膝…?」
「そう。負荷かけすぎちゃって。
あたしこれでも
結構すごかったんだよ?」
それはなんとなく想像できるなぁ。
明らかに運動できるタイプに見えるし。
「美桜は部活してないの?」
「んー、中学の頃はしてたんだけど」
「えっ!何部だったの~?」
「バスケ、だよ」
すると相当意外だったのか、
キラキラした目の顔を近づけられる。
「えーっ!かっこいい!!」
「かっこいいのかな」
「かっこいいよ!!
あたし、球技全然だめだもん!
なんで続けなかったの?
あたしみたいな怪我とか?」