傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
あたしのために
怒ってくれるの…?

「おねーちゃん、
だいじょうぶ?」

あの子たちがいなくなって、
しゃがんだあたしの顔を
そうたくんが覗きこむ。


「だい、じょうぶ…だよ」

あたしの
過去の、トラウマ。

中学のバスケ部時代に
いじめ、られていたこと。


「美桜」
「おねーちゃん」


ふたりが震えるあたしを
抱きしめてくれる。

あたし、…幸せ者だな。

「もう、平気だよ…ありがとう」
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