闇夜に浮かぶ月
第1章





2008年9月。




このとき。


あたしは、まだたったの13歳。




このときあたしが抱えていた苦痛や悩みはあたしの身体以上に大きくて。


でもあたしには悩みを相談する人も勇気もなくて。


あたしはいつも1人ですべてを抱え込んでいたんだ。




そんなとき。


貴方に出逢ったの。


貴方は空のように広い心であたしに接してくれました。




この汚(けが)れた世界で、貴方だけは、とても輝いて見えました。




あたしにとって貴方は、天使でした。
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