新撰組と復讐心
次の日、仮入隊が許された私は近藤という新撰組の局長に会うことになった。

こんなおかしな奴らを束ねているやつだ。

そのトップだから、変人なのだろう。

そう思った。


「道後蘭です。失礼する」


一言声をかけ、言われたように部屋の戸を開けた。


てっきり局長だけかと思ったのは誤算だった。

そこには局長の他に土方や藤堂、そして昨日見た顔が何人かいた。


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