フレーム
バコバコと容赦ないスパイクを打っていく、桜田さんと太一君。
そして、それをレシーブするレシーバー。
学校よりも涼しい、けど、
いつものハードな練習よりも、
今日は、その倍はキツい練習メニューだった。
みんな大丈夫なのかな…
そうドリンクを準備し終えた時、
「はーい!みんな一旦集合!
隣の体育館で練習していた高校の皆さんと練習試合することになりました。」
そう、爽やかな笑顔で言ったのは顧問の先生。
練習、試合??
監督「桜田と白井!あと、瀬戸と高槻も!
挨拶行くからついて来なさい。
他は休憩ー!着替えて来ても良いぞー」
自分の名前が呼ばれ振り向くと、
嬉しそうな監督の顔が目に入り、
なんだか嫌な予感がした。
挨拶って、
マネージャー行く必要あるの!?
背中が汗ばんでいくのを感じながらも
渋々、監督について行ったんだ。