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人望もあり、男子バレー部次期エースで、たまに口が悪い時もあるが、優しくて、何よりもバレーに真剣に打ち込んでいる姿が大好きだった。
何の部活にも属さなかったため、放課後は色んな部活の写真を撮っていた。
特に男子バレー部。
帰りは一ノ瀬先輩と美月ちゃんと恵吾先輩と私の4人で帰ることも多くなった。
私の好意が伝わったのか、
一ノ瀬先輩からの告白で私達は付き合い始めた。
呼び方も一ノ瀬先輩から裕也君に変わり、2人で下校して、試合を観に行って、2人でデートした時にはたくさん写真を見せては彼を困らせたりもした。
それでも、彼は私を好きでいてくれていると思っていた。
それが間違いだったとは知らずに。
私が2年生に、彼が3年生になった4月、
彼のクラスに転校生が来た。
桃華先輩という可愛らしい人で、彼の幼馴染だったのだ。
その日から私と彼の間に亀裂のようなものが入っていった。