王様ゲーム
第1章
「王様だーれだっ!!」


昼休みになると行われる王様ゲーム。 


私、葉山 由美 《ハヤマユミ》


みんな曰く、鈍感らしい…

「おっ!俺だっ♪」


「じゃぁー、17番と5番がキス!!」


ね?ちょっぴり過激でしょ? 


当たったのは私の親友、小百合《サユリ》だった。 


相手は… 


小百合が片思いしてる相手!! 

小百合が私の所に来て、 

「どーしよう…うれしいけど、恥ずかしいよぉ。」


なんて言ってる。 


小百合、可愛いすぎですから!!


「平気だよ、小百合かわいいし!行って来っておいで」


そういうと小百合は17番だった、健斗の所にいった。 


「じゃあ、いい?」


2人とも頬を赤らめている。 


あれは上手くいくなー。 

「……んっ…」  


時折漏れる小百合の声。 

っていうか、ディープ!? 

みんな唖然としてるし…


5分後、やっと離れた。 

「小百合…ちょっといい?」


そう言って、健斗は小百合を呼び出す。 


あれは告白だなー…


いつも小百合とは彼氏欲しいって騒いでたのに、それも終わりかぁ。





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