最期の贈り物 ‐君への愛‐
でも、気になるなぁ。さっきの人。
コンビニに用があったようじゃなさそうだし。
本当に私に忠告するためだけに、ここに来たのかなぁ?
それなら……、ちょっと悪いことしちゃったかな。
いやいや、勝手に喋られただけ!私は……悪くない、はず。
「あっれー?こんなところに、かわい子ちゃんがいる〜」
「ホントだー。なになに、かなり可愛いじゃん!ねぇねぇ、君、俺らと遊ばねー?」
さっきの人の変なやつ、とはこういう人たちのことを言うのか。
顔の距離近いし。目の焦点あってないし。
前歯もかけてる……。少し、酒臭い。
「ねっ、俺らと遊ぼ!いいことして上げるから、ね?」
私の腕を掴んでくる。
い、痛いし、気持ち悪い……。
ほっそーい、なんて下心丸出しで言ってくるもんだから、私の背中が震えた。
ちゃんとさっきの人の言うこと聞けばよかった。
怖い、怖い……!