ストーカーは俺より人気者





俺は、警察に相談しようと思ったが

女にストーカーされてるなんて、警察に言うのが恥ずかしく出来なかった



俺は、直接対決するしかないと思い話しかけることにした









「おい、お前。
ストーカーするのをやめろ」









ストーカーは、俺を追いかけていたので
すぐに捕まえられることに成功した










「……っ!?」



「おい!聞いてんのか!」



「………もう焦らしプレイはやめたんですね?
私、ハマりかけていたんですけど……」



「…………」




「礼央さん…礼央さん…ああ…礼央さんの生声……生のお姿…
ああ…すごく幸せ…」










ストーカーは、地味な姿をしてるが…
何故か声だけは、すごく心地よい声だった









「ストーカー行為をやめろ。これ以上続けるなら、警察に言う」




「なっ……!れ、礼央さん!ストーカーされてるんですか!?
くぅ!一体誰がそんなこと!

私が酷い目に合わせてやります!」





「一体誰が!?……じゃねぇー!!
お前だ!お前!」





「うぇ!?わ、私ですか…!?」




「お前の他に誰がいる」




「わ、私はストーカーじゃないですよ!」




「じゃあ、てめぇは何だっていうんだ」




「えっ……////?わ、私に言わせるんですか…////?
あっ!もしかして、てめぇは誰のものだ?とかそんな感じで言ってるんですか…!?

い、いやだぁ…は、恥ずかしい……////
礼央さんって、やっぱり俺様なんですね…////?


い、いいですよ…////言ってあげます…////
私は、礼央さんのもので…礼央さんの大事な彼女です…////


うふっ…////!キャ〜////言っちゃった…////!」






「…………」










地味ストーカーは、勝手な妄想を膨らませて
顔を真っ赤にさせ、手で顔を隠して言った









じ、重症だ……

コイツ、マジでやべぇ……





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