ストーカーは俺より人気者
ストーカー女の正体
『よっ!礼央。今日もお早い登校だなー?
まだ、ストーカーにつきまとわれてるのかよ〜?』
「浩二……」
俺は、ストーカー女につけられないように早く家を出た…が……
いつから俺の家の前にいたのか、俺の心意気は虚しく、つけてきた
そんな俺を見て、2番目に教室に入ってきた
佐藤 浩二……俺のダチが俺の肩を叩いてニコニコ笑って言ってきた
「助けてくれ…
あの女をどうにかしてくれ…」
『えー、無理ー。
てか、そのストーカーちゃん……ストーカーするくらいお前のこと好きだってことだろ?
いいじゃんかー、好かれて〜』
「お前なぁ……」
お前には俺の苦しみが分からないからそう言えるんだ!
考えてみろ!
家に帰ったら…手作りケーキやクッキーが手紙付きで置いてある
毎日下校の際は、写真を撮られる
怖いんだ!!
毎日怖くて、夜も警戒して眠れないんだよ!
この苦しみをお前は知らないからそう言えるんだ!