小さな恋物語
「マナ、調子はどう?カフェ行くの延期しよっか」

「もう大丈夫!早く美味しいチーズケーキ食べに行こうよっ」

「そう?じゃあ行こっか!」

本当はまだ気持ちの整理がついてないけど、何かしてないと泣きそうになるから、私は予定通りカフェに行くことにした。

「ねぇ、あれって永山くんじゃない!?」

晴香が指差す先には、工事現場があった。

そこには、スコップを持ち、黄色いヘルメットをかぶった男が何人か働いている。

その中の一人が、紛れもなく健太郎だった。
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