たった一言を君に
夏の放課後の空は高い。
太陽が夕日と呼ばれる時間だというのに、雲は主張して入道雲をやめない。

写真部だから、外に写真を撮りに行くのが普通だが、私はグラウンドの近くのベンチに座る。

入道雲から目を離して、近くにいるサッカー部を見る。
色々な青春で出来上がってるそれを見て自分もそれに入れている気がした。

その青春の中で1番キラキラしている人。

すぐに目がいってしまう。
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