真面目社長が恋に落ちたら
1限目
電車の駅まで株式会社細井製菓の本社オフィスビルから程よくランニングで走って無事に駅に着いていつもの電車に乗る。
ここから3駅先の駅が学校の最寄り駅。
夜間部の家政学部被服学科に通う大学3年生だ。
昼間は会社員とほぼ同様に働きつつも学生なので時短勤務、故に雇用形態はアルバイト。
しかし、そこは大手製菓株式会社。
アルバイトだけど、働く時間は正社員と変わらないので雇用保険に健康保険等の各種手当ありで働かせてもらっていてありがたい。
この働き口のおかげで何とか生活と学費を維持できているのが現状の私だ。
それでも出費が重なれば休日に単発派遣のアルバイトもして何とかやり繰りしている日々だ。
何故かと言えば、頼る先がないからなのだけれど。
現状を嘆くだけでは腹は膨れないし学も身につかない。
働かざる者食うべからずとはよく言ったもんで、働かなければ生きていけないから人は働くのだ。
そんな訳で被服学科に通ってる割にはお洒落な物は何一つ無く、シンプルでカジュアルな服を着回す貧乏大学生として暮らしているのが秋野洋子、21歳である。
ここから3駅先の駅が学校の最寄り駅。
夜間部の家政学部被服学科に通う大学3年生だ。
昼間は会社員とほぼ同様に働きつつも学生なので時短勤務、故に雇用形態はアルバイト。
しかし、そこは大手製菓株式会社。
アルバイトだけど、働く時間は正社員と変わらないので雇用保険に健康保険等の各種手当ありで働かせてもらっていてありがたい。
この働き口のおかげで何とか生活と学費を維持できているのが現状の私だ。
それでも出費が重なれば休日に単発派遣のアルバイトもして何とかやり繰りしている日々だ。
何故かと言えば、頼る先がないからなのだけれど。
現状を嘆くだけでは腹は膨れないし学も身につかない。
働かざる者食うべからずとはよく言ったもんで、働かなければ生きていけないから人は働くのだ。
そんな訳で被服学科に通ってる割にはお洒落な物は何一つ無く、シンプルでカジュアルな服を着回す貧乏大学生として暮らしているのが秋野洋子、21歳である。