真面目社長が恋に落ちたら
ショーケースを覗いて見ると確かにいろんな形でいろんな色がある。

石がついてたり付いてなかったりもあるし。

しかし、どれを見ても高そうにしか見えない。
そんな有名ブランド店の物を選べるわけがない。

困った顔して守さんを見ると


「ん?あぁ、なるほどね。洋子はシルバーとゴールドとピンクゴールドならどれがいい?」

色について問われたので

「シルバーかピンクゴールドが良いかな。」


そう答えると

ショーケースを覗き

「すいません、コレとコレのプラチナとピンクゴールドのやつ見せてくれる?」


微笑んで店員さんに頼むと

「かしこまりました。少々お待ちください。」

そう言って1人の店員さんが奥に下がるともう1人の店員さんが来て

「サイズをお調べしましょうか?」

そう聞かれ

「えぇ、お願いします。」
そう守さんが答えて私と守さんの左手薬指のサイズを調べる。

「13号と8号ですね。お待ちください。」

サイズを調べてくれた店員さんも奥に行く。

店内にはショーケース以外にも壁際にはこのブランドのお洋服もある。


ついつい視線を向けていると

「あそこのワンピース洋子に合いそうだね。」

いやいや、こんな所のワンピースお高くて無理です!!

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