君と見上げた空はもう一度
「次は空街ー、空街ー」
席をたち急いで高校に向かう。
「遅れました。すいません。」
クラスが一気に俺に注目する。
みんながノートを必死にとっていることから1限目は始まったのだろう。
「あれー、陸君が遅刻なんて珍しいー。」
「うるさいぞ春太。」
「なんで俺が怒られるの?」
先生と春太の絶妙なコントのおかげでクラスは和やかになった。
俺も席に着きノートをとる。
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