君と見上げた空はもう一度
夕焼けがきれいな日に彼は笑顔で空を見ていた。
その顔をずっと見ていると目が合ってしまい、慌ててそらした。
「俺空好きなんだよね。今の空も。青空も。くもり空も。君いつもここにいるよね?」
「うん、私、倉橋綾っていいます。嫌なこととか忘れられるから。私も空好きですよ。」
「そっか。俺は鈴森陸、よろしくね。」
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