君と見上げた空はもう一度
それから綾は全てを話した。
病気のこと。
会えない時思っていたこと。
そして、もう長くはないということ。
それでも二人は一緒にいることを選んだ。
「なぁ綾、俺は綾のことが好きだよ。だから最後まで側にいてくれませんか?」
「もちろんだよ陸。私も陸のことが好き。
長い間話をした後いつもどおり家に帰る。
来た道を。
でも今日は一人じゃなく、大切な人が側にいる。
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