君と見上げた空はもう一度
待ち合わせ場所に陸はいた。
「ごめん、お待たせ。」
「大丈夫。行こっか。」
少し離れている祭り会場の神社からは、おはやしの音が聞こえる。
その音と、空にあがった一発の花火が祭りの始まりを告げた。
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