君と見上げた空はもう一度
エピローグ
厳しい寒さの冬があけ、この街にも春が訪れた。
湖のある公園には満開の桜の木が彩りをそえている。
そのうちの一本の木に寄り添うように座っている陸と綾。
「陸。陸が来たいって言うから来たのに、寝ないでよ?」
「分かってるよ。心配すんなって。」
そう言いながらも目は開けてくれない。
「結局寝てるじゃん。」
「寝てないって。」
そう言い私を抱きしめてくれる。
こんな平凡なやりとりが幸せに感じる。
私たちはきっと、いや必ず愛し合ってる。
だからこれからはずっと一緒にいて、ずっと笑いあえる二人でいようね。
そんな大好きな君は私に言う。
「今日の空は何色に見える?」
湖のある公園には満開の桜の木が彩りをそえている。
そのうちの一本の木に寄り添うように座っている陸と綾。
「陸。陸が来たいって言うから来たのに、寝ないでよ?」
「分かってるよ。心配すんなって。」
そう言いながらも目は開けてくれない。
「結局寝てるじゃん。」
「寝てないって。」
そう言い私を抱きしめてくれる。
こんな平凡なやりとりが幸せに感じる。
私たちはきっと、いや必ず愛し合ってる。
だからこれからはずっと一緒にいて、ずっと笑いあえる二人でいようね。
そんな大好きな君は私に言う。
「今日の空は何色に見える?」