わたしに従いなさい!



「どうしたの?安田くん」


にっこり微笑む彼女はまるで女神。
お昼休みの真っ只中
地味メンの僕が学園1のモテ女に話かけることは、結構な注目度である。
案の定クラスが少しざわついている。


「あ、いや、その…」
「いや〜さ〜、安田が?与田さんの?タイプ知りたいらしくてさ!」
「えっ!ちょ!それは佐々木くんが!」


佐々木大智、お前はなんてやつなんだ!




< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop