チェックメイト
「あはは、やっぱ部長泣いてる。」
「そっか~美月ちゃん、こんなイケメンと結婚したのか~。俺このあと直視できないかも。」
そうふざけながらも2人は嬉しそうに写真を次々と眺めていく。
美月は職場で愛されているんだなって分かって私も凛も顔を合わせて微笑んだ。
「ありがとう、ごめんね借りちゃって。」
そう言って1人が私のデジカメを返してくる。
ちょうどそのタイミングで司会の人がマイクを持って高らかに声を上げた。
「お待たせしました~。それでは新郎新婦の入場です!」
軽快な曲と共に美月と潤くんはさっきまでとは違うタキシードとウェディングドレスに身を包んで登場した。
「わあ!きれい!!可愛い!!」
披露宴では大人仕様だった美月も今回は彼女らしく愛らしいポップな印象の花冠で飾られ妖精のよう。
さっき同様、私は盛り上がって何枚も写真を撮ってしまった。
「すっごい写真撮ってるね~。」
横にはまださっきの男の人が立って笑っている。
「本当に美月ちゃんが好きなんだね。いっぱい撮ってあげて、こういうの女性はすごく喜ぶからさ。うちの嫁さんもありがたがっていたよ。」
「そ、そうですよね!!」
この人は既婚者なんだ、そう思うとなんだか一気に警戒心がなくなって思わず答えてしまった。
「俺は撮ると嫁さんに悪いから、俺の分も頼んだよ。」
「はい!任せてください!」
「いよっ!美月!わが社のアイドル!」
そう彼が叫ぶと美月も潤くんも笑ってこっちを向いてくれた。
「日野さーん。」
少し困ったように、それでも幸せそうに美月が笑っている。
よし、いい写真が撮れた。
「そっか~美月ちゃん、こんなイケメンと結婚したのか~。俺このあと直視できないかも。」
そうふざけながらも2人は嬉しそうに写真を次々と眺めていく。
美月は職場で愛されているんだなって分かって私も凛も顔を合わせて微笑んだ。
「ありがとう、ごめんね借りちゃって。」
そう言って1人が私のデジカメを返してくる。
ちょうどそのタイミングで司会の人がマイクを持って高らかに声を上げた。
「お待たせしました~。それでは新郎新婦の入場です!」
軽快な曲と共に美月と潤くんはさっきまでとは違うタキシードとウェディングドレスに身を包んで登場した。
「わあ!きれい!!可愛い!!」
披露宴では大人仕様だった美月も今回は彼女らしく愛らしいポップな印象の花冠で飾られ妖精のよう。
さっき同様、私は盛り上がって何枚も写真を撮ってしまった。
「すっごい写真撮ってるね~。」
横にはまださっきの男の人が立って笑っている。
「本当に美月ちゃんが好きなんだね。いっぱい撮ってあげて、こういうの女性はすごく喜ぶからさ。うちの嫁さんもありがたがっていたよ。」
「そ、そうですよね!!」
この人は既婚者なんだ、そう思うとなんだか一気に警戒心がなくなって思わず答えてしまった。
「俺は撮ると嫁さんに悪いから、俺の分も頼んだよ。」
「はい!任せてください!」
「いよっ!美月!わが社のアイドル!」
そう彼が叫ぶと美月も潤くんも笑ってこっちを向いてくれた。
「日野さーん。」
少し困ったように、それでも幸せそうに美月が笑っている。
よし、いい写真が撮れた。