family~家族~1
第1線
暗闇
わたしは、私の親を知らない。
知らない…というよりも思い出せない。
私の記憶が閉じ込められてる感じ。
自分で蓋を閉じてるような。
『ご、ごめんなさ…!?』
私は親戚をたらい回しにされている。
でも、皆わたしを見てくれない。
邪魔者らしい。
だって皆が口を揃えてこう言うの。
「だから嫌だったのだ」と。
ならば引き取らないで欲しかった。
こんな惨めな思いするなら、死にたかった。
でも、臆病な私はそれすら出来ない。
いっそのこと全てを忘れたかった。
記憶ごと無くしたかった。
でも、
叶わないのだ。
知らない…というよりも思い出せない。
私の記憶が閉じ込められてる感じ。
自分で蓋を閉じてるような。
『ご、ごめんなさ…!?』
私は親戚をたらい回しにされている。
でも、皆わたしを見てくれない。
邪魔者らしい。
だって皆が口を揃えてこう言うの。
「だから嫌だったのだ」と。
ならば引き取らないで欲しかった。
こんな惨めな思いするなら、死にたかった。
でも、臆病な私はそれすら出来ない。
いっそのこと全てを忘れたかった。
記憶ごと無くしたかった。
でも、
叶わないのだ。
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