大切にしたい
「うん、忘れてるだろうなって思ってたから…。成績は特に今のところは問題ないけど好き嫌いははっきりしてるなぁ。数学と国語じゃ30点以上点が離れている。」

「昔から、苦手だったから。」
「生物は満点だった。引っ掛け作ってたのにすごいな。」

先生は嬉しそうに言う。
「生物は、先生が楽しそうに教えてくれるから、面白い。」

「そっか、良かった。将来は何になるとか決まっているのか?」

「まだ、考える余裕がなくて…」

少し下を向く、先生の顔が見れない。

何て言われるんだろう。不安になる。
< 33 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop