大切にしたい
「おはよう、美月ちゃん。」
「おはよう、雪ちゃん。」

授業はいつも通りに進んでいった。
「美月ちゃん、今日もバイト頑張ってね。私部活あるから先に行くね、また明日。」

「うん、またね。」

雪ちゃんに手を振る。

皆も部活に行ってしまった。

1人になった放課後の教室。
肘を付きながらぼーっと校庭を見ていた。
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