大切にしたい
「吉武、少し遠回りをしてもいいか?先生につき合ってくれるか?」
ドアに手を伸ばすのをやめ、小さく頷く。

車は、ひたすら真っすぐ進んで
このまま行けば、海にたどり着く。

先生は、車を止めドアを開ける。

「降りて。」

白い砂の海岸は、さらさらしてて、靴が埋もれそうだ。

「裸足になれるか?こっちにベンチがあるから。」

先生の後をついていく

ベンチに腰掛けた
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