大切にしたい
入学式に遅刻して、クラスに馴染めるか不安だった。

私の席は、窓側の最後列。日差しが温かい

隣の席は、永野 雪ちゃんでとても可愛らしい。

肌が白くて、顔が小さい。


前の席は、良くしゃべるクラスのムードメーカー岩崎 真くん。

その隣は、新谷 礼くん。こっちはまだ、話すところをみたことない。



「ねぇ、美月ちゃん。朝なんで遅かったの?」

雪ちゃんが話しかけてきた。

「ただの寝坊。携帯のアラームが鳴らなかっただけ。」

「具合が悪いのかと思った。なら大丈夫だね。」

「うん、大丈夫。」
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