横顔のナイト【短編】
梨木くんは授業中になると、ほとんど居眠りをしている。一日の半分は寝てるのかも。
先生も最初の方は注意していたけど、居眠りしている男子なんて結構いるし、最近は諦めたのか、あまり注意もしなくなった。
黒板の文字をノートに写していると、視界の端に、ゆっくりと上下しているワイシャツの背中が見える。
この距離だからかな。その背中は思ったよりも大きく見える。
うちはお父さんも小柄で、中学生の弟もこんなにしっかりした身体つきはしていない。
背中が広いってことだけで、なんだか頼りになる感じがする。見ているだけで安心できるっていうか。
先生も最初の方は注意していたけど、居眠りしている男子なんて結構いるし、最近は諦めたのか、あまり注意もしなくなった。
黒板の文字をノートに写していると、視界の端に、ゆっくりと上下しているワイシャツの背中が見える。
この距離だからかな。その背中は思ったよりも大きく見える。
うちはお父さんも小柄で、中学生の弟もこんなにしっかりした身体つきはしていない。
背中が広いってことだけで、なんだか頼りになる感じがする。見ているだけで安心できるっていうか。