この世界の何処かに(仮
~憂鬱な始業式~
「咲ー。そろそろ行かないと遅刻するわよー。」
「はーい。今行くところだったのー。」
お母さんに呼ばれた私は、返事をしてから家を出る。
「行ってきまーす。」
私は 咲。あ、篠崎 咲。
東京にある北進高校に通ってる高校二年生。
それなりに友達もいるし勉強だってやる気になれば...ね。
趣味はこれといったものはない。
けど音楽は好きで、ギターやピアノが何と無く出来る。
シャカシャカとヘッドフォンで音楽を聴きながら学校へと向かう途中。
ー ポン。
誰かに肩を叩かれ、私は振り向く。
ー プニ
人差し指でほっぺをつつかれた。
「あ、咲引っかかってやんのー」
友菜が嬉しそうにニヤニヤとしている。
「まだそんな事やってんの、古いよ。」
だるそうな返事をする私とは裏腹に
「いいじゃん♪」
楽しそうな友菜。
彼女は私の友達で高校にはいってから仲良くなった。
いつも明るくて気さくな可愛い女の子だ。
「夏休み終わっちゃったね〜」
ポツリと呟いた友菜に
「そうだね」
私は相槌を入れながら正門をくぐった。
季節は夏の終わり。
長い休みが終わって今日から始業式なのだ。
校舎へ入って行く人達も心なしか怠そう。
そりゃ、そうか。と心の中で納得して教室へ向かう。
「おはよー。」
クラスメイト達に挨拶されたので
「おはよう」
私も返す。
みんなは夏休みに合ったことを話すので忙しそう。
凄く真っ黒に日焼けしてる人やイメチェンしてる人。
色々な人がいてなんか...面白い。
そんな事を思いながら辺りを眺めていると
ー キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったのと同時に担任の先生が入ってきた。
「はーい。今行くところだったのー。」
お母さんに呼ばれた私は、返事をしてから家を出る。
「行ってきまーす。」
私は 咲。あ、篠崎 咲。
東京にある北進高校に通ってる高校二年生。
それなりに友達もいるし勉強だってやる気になれば...ね。
趣味はこれといったものはない。
けど音楽は好きで、ギターやピアノが何と無く出来る。
シャカシャカとヘッドフォンで音楽を聴きながら学校へと向かう途中。
ー ポン。
誰かに肩を叩かれ、私は振り向く。
ー プニ
人差し指でほっぺをつつかれた。
「あ、咲引っかかってやんのー」
友菜が嬉しそうにニヤニヤとしている。
「まだそんな事やってんの、古いよ。」
だるそうな返事をする私とは裏腹に
「いいじゃん♪」
楽しそうな友菜。
彼女は私の友達で高校にはいってから仲良くなった。
いつも明るくて気さくな可愛い女の子だ。
「夏休み終わっちゃったね〜」
ポツリと呟いた友菜に
「そうだね」
私は相槌を入れながら正門をくぐった。
季節は夏の終わり。
長い休みが終わって今日から始業式なのだ。
校舎へ入って行く人達も心なしか怠そう。
そりゃ、そうか。と心の中で納得して教室へ向かう。
「おはよー。」
クラスメイト達に挨拶されたので
「おはよう」
私も返す。
みんなは夏休みに合ったことを話すので忙しそう。
凄く真っ黒に日焼けしてる人やイメチェンしてる人。
色々な人がいてなんか...面白い。
そんな事を思いながら辺りを眺めていると
ー キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったのと同時に担任の先生が入ってきた。