暗闇の中の少女
「しょうがねぇ。車出してやるよ」



「ホント!?やったー!」



なんか二人の間に流れる空気がただの友達っていう関係だけじゃ片付けられないような気がするんだ…。



なんというか…もっと深い関係…。



……やめやめ。考えてもわかんない事考えてたってしょうがないのにさ…。



どうして自分がこんな事考えるのかもよくわからない…。




「麗美ー?行くぞ!」



私の名前を呼ぶ速斗に軽く頷いて



『今行くー』



それだけ返して先に寮を出ていた速斗達を追って車に乗り込んだ




「間に合うかしら?」



「あー。飛ばせば。なんとか。」



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