暗闇の中の少女
「でも、飛ばしてくれないんでしょ?」



「当たり前だろ?お前だけしか乗ってない訳じゃねぇし」



「たくっ、相変わらずなんだから」



「…別にいいだろ」



二人の会話が聞こえてくる。



けどなんの話なのかはさっぱりわかんなくて…なんか疎外感…。



でも、一つだけ言えるのは…二人は相当仲が良いって事で…



どうしてだろう。さっきのモヤモヤがまた心を覆い尽くす…。



二人の会話を聞いて考えていたらいつの間にか学校の駐車場についていたようで車が停まった



「速斗、ありがと!じゃっ!」



風のような速さで車から降り消えた弥生



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