暗闇の中の少女
「俺らも帰ろうぜ!」



來がそう言ったのを速斗が遮り



「俺は、まだコイツらに話があるから」



そう言い放った



『あ、うん。わかった』



「え……」



白龍のメンバーが青ざめた顔をしているのを横目に私はエレベーターに乗り自分の部屋のある階のボタンを押した



部屋に戻り



『すっかり、遅くなっちゃったなぁ』



ポツリ独り言を漏らす



『お風呂入っちゃお』



お風呂のお湯を沸かし湯船に私が浸かっている頃…



残された速斗と白龍はと言うと……



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