暗闇の中の少女
段々喋り方にイライラしたが別に私には関係無いので気にしないでいると彼女が私に気付いた



「え…?れ、麗美ちゃん…?…や…怖い……」



ズキッ



“い、嫌!こっち、来ないで……!…怖い…”



「違うよ。この人は麗美じゃない。麗だ。な?麗」



『…っ……いっ…た』



頭が割れるように痛い



次々と流れてくる映像



信じてもらえない悲しさ



全部全部流れてくる



「麗?」



”違う…!信じてよ……私は……やってない…“



”じゃあ、七海のこの傷どうやったら出来んだよ!!?“



『…っ……ぁ…』



「麗美!!」



誰かに名前を呼ばれてふわっと抱きしめられそのまま私は意識を手放した


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