暗闇の中の少女
半年前から姫として仲間に加わった



「ひっ…や……こ、来ないで…!」



『……え…?』



か細い声ででもハッキリとそう言った芽衣



より一層軽蔑の視線が強まる



泣いている芽衣に伸ばした手は芽衣に触れる事なくパシッとした乾いた音が響いた



ジンジンとした痛みが広がる



『なん…で…』



私…芽衣に手を弾かれたんだ…



理解するまでに時間はかからなかった



「なんで?そんなの自分が1番わかってんだろ?いい加減白々しいんだよ!!」



『ど…ゆこと…』



「お前が芽衣をイジメたんだろうが!!」



『…え…?』



完全に過去と重なったと同時に震えが止まらない

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