暗闇の中の少女
麗美side



『速斗ぉー』



速斗に愚痴を聞いてもらおうと理事長室まで来た



「んー?」



仕事をしていた速斗がパソコンから目を離して私を見る



『…文化祭…表になっちゃった…』



「へぇー?」



『私なんかが表やってたら怒られちゃうよ…』



「誰に?」



『お客さん』



「それは無いから大丈夫。保証する」



『…そんな訳ないじゃん…』



はぁ…嫌だーやりたくない……



…あの時寝てた私を今から過去に戻って叩き起こしたい…



「麗美のコスプレ楽しみだな」



『えっ…ぜ、絶対来ちゃだめだよ!?』



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