暗闇の中の少女
時雨がホッチキス留めを手伝ってくれたお陰で1人でやっていた時より時間がかからずスムーズだった為案外早く終った



うーんっと伸びをしてずっと同じ体制で固まっていた体をほぐす



『ありがと、時雨』



「別に。大した事じゃない」



そう言って笑った時雨



「麗美ー?終っ………!?」



終ったー?って言おうとしただろう弥生の言葉は続く事はなかった



「な、なんで、アンタが……」



私と時雨が一緒にいる姿を見て驚いている



弥生は私を見てはっとしたように私の方に近づいてきて時雨と私の間に入って



「どういうつもり?」



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