暗闇の中の少女
「それ着てちゃんと接客してくれたらミルクティー奢るから!」



更衣室の外から弥生の声がした



流石にそんなのにつられる訳…



『よし、着よう』



まんまとつられた私だった



「着れたー?」



なんて外から声がするけど…



『や、やっぱりダメだよ…』



鏡に映る自分を見て思う



「着れたわね。」



なんて声が聞こえたと思ったらバッと更衣室のドアを開けられた



「うん、可愛い!さっ、行くわよ」



『え…ちょっ…』



私の手を掴んで弥生がズンズン歩くよろけながらもついて行くと教室まであっという間についてしまった






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