暗闇の中の少女
あんなに絶対行くって言ってたのになんだか拍子抜けだ



「あっ!れ…麗!」



遠くから私が見えたのかそう言いながら走ってきたのは先ほどまで私が考えていた速斗



私の所まで駆け寄って来て



「やっぱり可愛いな」



なんてお世辞を言う



『お世辞ありがとう。』



そう言えば溜息をつかれた



「……これから時間あるか?」



『え?うん。休憩中だし』



「ならちょうどいい。文化祭一緒に回るか」



『え…いいの?』



「あぁ。見回り弥生に任せてきたから」



…それっていいの?なんて思ったけど速斗と文化祭を回れるんだから弥生に感謝しよう。そう思った


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