暗闇の中の少女
『はっ、あり得ねぇ』



俺は、知ってる。麗美は助ける側には回るがイジメる側には絶対になにがあっても回らない



実際ちっちゃい事イジメられっ子だった俺を助けてくれたのも麗美だった



「なんでだよ?」



『…お前らこそどうしたんだよ?なんで、そんなにあの女を信じる?』



「あんな痣誰かにやられなきゃ絶対につかない」



『ふーん。じゃあ、呼べよ、芽衣を』



俺がそう言うと電話をかけ始めた馨



麗美がイジメね…。絶対やらないな。アイツは優しすぎるぐらい優しい奴だから



「あと少しでくるってさ」


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