暗闇の中の少女
「……うん」



「そーゆうのは本人に言ってほしいよなー。」



私でも速斗でもない第三者の声が聞こえた



『颯?!なんで、ここに…。』



って言うより今の弥生の話聞いてた…?



弥生は聞かれた!?っていう恥ずかしさからか顔を真っ赤にして微動だにしない




「んー?弥生がここに上がってくのが見えたから付いてきた」



けろっと言い放った颯



『そう、なんだ』



「で、弥生ー?いつまで固まってんだよ?」



颯に声をかけられ魔法が解けたようにはっとして屋上を走り去った



「…マジか。はぁ。麗美、速斗、おめでとー。俺は弥生の所行ってくる」



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